こちらでは、TOEICのPart7の記事問題の攻略法についてまとめています。
こちらでご紹介している、TOEICのPart7の記事問題の攻略法と合わせて活用すれば、効果はバツグンですよ!




参考動画
【文字起こし】
TOEICのPart7のarticle問題の攻略法を紹介していきます。
今日は、TOEICのPart7の記事問題の解き方について、解説していきたいと思います。
TOEICのPart7というのは、リーディングパートの問題で、1つあるいは2つか3つの文章を読んで問題に答える形式のパートですね。
そんなPart7のなかでも、特に難しいと言われているのがarticle問題、新聞の記事を読んで答える問題が、特に難しいんですね。
それで、今日は、そんなarticle問題の攻略法というのを皆さんにお伝えしていきたいと思います。
「TOEICのPart7で、なんとかして記事を読んでいきたい!」と思っている方や、「Part7を総合的に攻略していきたい!」という方は、必ず最後まで見てください。
それでは、TOEICのPart7のarticle問題を解説していきます。
TOEICのPart7の記事問題の攻略法を解説
では早速、記事問題についてお話ししていきたいと思うんですけど、今日は「どうして記事問題が読みにくいのか?」、そして「それはどう解決していけばいいのか?」という2つのポイントで解説していきたいと思います。
どうして記事問題が難しいのか?
それで、まず1つ目のポイントが、「どうして記事問題が難しいのか?」。
記事問題が難しい原因というのが、4つあります。
トピックが難しい
まず1つ目が、「トピックが難しい」ですね。
やっぱりビジネスニュースがメインになってくるので、あまり身近な話題ではないことがあります。
例えば、ある会社とある会社が合併したとか、あるCEOが引退して新しい人が入るとかというかたちで、よくあるトピックというのは登場するんですけど、そういいったなかなか身近なトピックでないという場合は、結構読みづらいんですね。
Part7はたくさん英文が次々にありますから、苦手なトピックがくるとそれだけでちょっと「うっ」と思ってしまうと思うんです。
記事に取り上げられるトピックというのは、より多くの人がちょっと苦手だなぁと感じるトピックを扱っていることが多いので、記事問題を見ると「あぁ、難しいな…」と思ってしまうということになります。
固有名詞がたくさん登場する
そして、記事問題が難しいポイントその2が、「固有名詞がたくさん登場する」です。
やっぱりニュースですから、地名とか人名とか会社名とか商品名とか、たくさんの固有名詞が出るんですね。
固有名詞をそれぞれ整理していくなると、それぞれを覚えなきゃいけないし、区別していかなきゃいけないし、人の名前が出たら「どっちが新しい社長で、どっちが古い社長か?」とかというふうに、ちょっと混乱してきてしまうんですよね。
なので、固有名詞の整理が難しくて、どんどんどんどん混乱して、最後まで読み進められないということがあります。
1文が長い
そして、記事問題が難しいポイントその3は、「1文が長い」んです。
結構、記事と言われると「シンプルに書いているんじゃないの?」という印象があるかもしれないんですけど、新聞なので総合的に文章としてのワード数というのを減らしたいという傾向があるんですね。
文章中のワード数を減らすために、1文1文のワード数は増えているんですよ。
どうしてかというと、本来だったら2文でも良い文を1文にくっつけるために、1文が長くなってしまうということになります。
そうすると、やっぱり「どこまでが主語で、どこまでが動詞で、どこからが修飾語で」とかというのが、見分けにくくなってくるんですね。
なので、長い文を一生懸命読むというのが辛くなってきます。
記事は、特に結構はじめから最後まで文字がダーっとなっていて、ちょっと2段組とかにもなっていて、パット見の文字量が多いですよね。
それで、拒否反応を起こしてしまうということがあります。
苦手意識を持ちすぎてしまう
そして、最後のポイント4つ目は、「苦手意識を持ちすぎてしまう」。
これは、結構皆さん当てはまるんじゃないかなと思います。
記事というのは、ちょっと読みにくいものが多いから、「記事問題だ」と認識したら、すぐにアレルギー反応が出てしまって、たとえ簡単な英語でも、たとえ身近なトピックでも、全然頭に入らないということがあるんですね。
記事だからといって、全部お堅いビジネスニュースというわけではないですね。
新しく地域にできたケーキ屋さんの話とかという、ポップな話題が上がることもあります。
ケーキの話題だったら全然と飛びつきたいのに、見た目が記事というだけでアレルギーという感じになってしまいがちなので、一生懸命TOEIC対策をしている人ほどアレルギー反応が出てしまう。
いっぱい記事問題に直面してるからこそ、拒否反応が出てしまうということなんですね。
それはちょっとどうにかしないといけないということで、次のポイントに移りたいと思います。
難しい記事問題をどう解決していけばいいのか?
ここまで記事問題が難しい理由についてお話ししていきましたが、今度はその記事問題の攻略の方法について話していきたいと思います。
たくさん記事を読んで語彙を身につける
それで、難しいよというポイントが4つあったと思うんですが、まず1つ目が「トピックが身近なものではない」というお話をしたと思うんですね。
これの攻略法は、「たくさん記事を読んで語彙を身につける」というのが攻略法です。
まあ当たり前と言ったら当たり前かもしれないんですけど、たくさんの記事の問題を解けば、なんとなく展開がわかってきます。
例えば会社の合併の話だったら、それぞれの会社のバックグラウンドと、どういう経緯で合併したのかという話になったりとか、あとは社長が変わるというときには、元の社長がどういう人だったのか、その人の略歴みたいなことがあるかもしれないですし、その人が引退するパーティーが行われますとかという話が来ていて、その後引退した社長のポジションを引き継ぐのは誰かみたいな話ななって、その人の略歴とかその人が得意な分野とか、そういう話になったりとかというかたちで、ある程度展開というのは、記事でも決まってくるんですよね。
トピックごとに大まかなストーリーラインというのが決まってるので、「ビジネス話というのは、こういう展開をしていくんだな」というのが分かるためには、やっぱり一語一句見極める「精読」をしていくということが大事なんですね。
そこでしっかり精読することで、実際本番の記事問題出ても、「あっ、この前読んだ記事と何となく展開と似てるな」。
それだけで今まで距離感があった記事問題に対して、グッと身近に感じますので、精読をしっかりしていきましょう。
あとは、記事問題はビジネス用語が結構たくさん出ます。
もちろんTOEIC全体でも出るんですけど、「company marger」とか、「takeover bid:公式買付」とか、結構難しい単語が出てくるんですね。
なので、記事問題を解いたあとには、語彙も調べておくというのが大事です。
固有名詞は頭文字だけを見る
続いて、「固有名詞をたくさん出る」という苦手ポイントに対しての攻略法は、「固有名詞は頭文字だけを見る」。
地名とか人名とか会社名とか、たくさん固有名詞が出るというのを先ほどお話ししましたが、それぞれ頭文字とかで「Acompany」とか「Mr. O」とかというかたちで、はじめの頭文字とかちょっと覚えられる、身近に感じられるような名前にして、読み進めていってください。
結構頭文字というのは、それぞれ被らないようにTOEICではなってるんですね。
なので、頭文字だけ見て整理をするようにしていきます。
さらに、固有名詞がたくさん登場すると、「急いで読まなきゃ」という感じになってしまって、バーッ読んでしまうことがあると思うんですけど、新しい人の名前とか新しい会社名とか商品名とかが出た場合は、「それが何なのか?」と考える時間を一瞬取ってほしいんですね。
例えば、はじめに「Mr.A」さんという方が出て来ました。
それで、「Aさんが今の社長なのね」というのを一瞬考える。
「Aというのは、今の社長」と思ってから読み進めると。
それで、そのあとに「Mr. B」が出てきたら、「あっ、Mr. Bというのは、次の社長なんだ」と。
「じゃあ、AのあとにBなのね」と言って、また次を選んでいくというかたちで、一瞬「その特定の名詞というのは、何なのか?」と考えておけるといいですね。
特に2人の人とか2つのカンパニーとかというかたちで、2つ以上のものが出た場合は、「それぞれが何なのか?」、「どっちがどっちなのか?」というのを、一瞬でもいいので時間を作って考えておけると、よりそのあとスムーズに読めますね。
「急がば回れ」ということになります。
主語と動詞を見極める
そして、難しいポイント3つ目が、「1文1文が長い」というお話をしました。
これは、結構TOEICの文というのは、主語が長いんですね。
例えば、「同格のカンマ」とかを使って、「Mr. A, CEO of ○○ company」みたいな、固有名詞が連続してしまうという感じになってしまうんですけど、主語がとにかく長いんです。
あとは、修飾語とかもズラズラーッと続いていくという感じになっていくので、ここで大事なのが、「主語と動詞を見極める」です。
文を作るために一番大事なのが、主語と動詞なんですね。
すごく長い主語のなかでも、「Mr. A, CEO of ○○」と情報はたくさんあるんだけど、「つまり、Mr. ○○が何をしたのか?」というふうに、長い主語のなかでもコアな部分と、「彼が何をしたのか?」というところを着目して読んでいきます。
ここで言ってるのは、別に「このコアの部分だけを読め」と言っているわけではなくて、一応全文は読むんだけど、「つまり、○○さん」というふうに、一番大事なポイントというのを押さえて読むというかたちですね。
やっぱり緩急をつけて読むというのが、大事なんですね。
ここでもやっぱり必要になってくるのが、「精読」ですね。
ここで、1回SVOCを振ったあとに、何回も何回も読み直します。
目で「これが主語、これが動詞」というのがわかるので、それを踏まえたうえで、何度も何度も読むことで、大事な部分に着目して読むというクセがつけられます。
記事問題の向き合い方というのを考えてみる
最後のポイントの、「記事問題を見るだけで苦手意識をすごく感じてしまう」という項目に対しては、「記事問題の向き合い方というのを考えてみる」というのが大事です。
これは、記事問題だけではなくて、「私はチャット問題が苦手」とか、「表の問題が苦手」とかという方にも、ぜひ聞いて欲しいんですが、向き合い方を考えてほしいんです。
どういうことかというと、例えばまずは自分の目標点が600点とか700点前半とかで、全部Part7を解く必要はないという方であれば、「記事を見ただけで一旦飛ばす」という方法をまずは取るということができます。
まだ記事問題がスラスラ読めない、ほかのPart7ですら読めないというときには、記事に対して対策を止めて、実力が十分ついてから改めて記事問題に向かい合うということも1つの手なんですね。
自分がいち早くスコアアップをするために、一旦置いておくというのもいいと思います。
今の現状の目標点によっては、一旦後回しにするというのも1つの戦略ですね。
あとは、「いや、そんなことを言ってられない」と。
「800・900を目指すわけだから、全部に向き合わなきゃいけないよ」という方は、時間を区切って記事問題に向かい合うようにしてください。
「4問つきのPart7だから、4分経っても迷うようだったら強制的に次に入ってしまう」というかたちで、制限時間を設けてしまうというのがいいですね。
Part7の苦手な記事問題で粘ってしまうと、ズルズルっとなってしまうので、マークミスに注意できるようであれば、一旦問題はあとに回して、先にほかの問題を解いてから記事問題に戻ってくるということもできますよね。
まずは、ちょっと自分のやり方と相談になってくるんですけど、とにかく記事問題だからといって、すごく時間をかけて本番に取り組むというのは、あんまり良くない。
時間を割いても結構間違えてしまうことが多いので、積極的にほかのことをやってから記事問題に移るということですね。
あとは、よく記事問題が苦手だから、「記事問題ばっかりたくさん解く」とか、「実際の英字新聞を読んで鍛える」ということもできますよね。
実際にたくさん難しいものに挑戦すれば、どんどんやる気が湧いてくるという方であれば、どんどん苦手なものに挑戦していただきたいんです。
苦手な記事を「ずっと1時間も2時間も対策するのは辛い。
心が折れてしまう」という場合には、そのトレーニングも、「今日は、なんとか15分、記事の問題の対策をする時間を作る」とか、「30分、今日はやってみる」とかというかたちで、「対策するときも制限時間を決めてやる」ですね。
決めないでだらだらと記事問題の対策をしてしまうと、どんどんどんどん「なんかできない…できない…できない…」になってしまうので、「この時間内でやって、ちょっとできなかったら、明日また15分やる」とかというのを決めてやっていきましょう。
それでそのあとに、自信を回復するために得意のパートをやるというのもポイントです。
とにかく、自分に合った記事問題への向かい方というのを研究してみてください。
以上、TOEICのPart7の記事問題についてでした。
まとめ
それでは最後のまとめです。
今日は、TOEICのPart7の記事問題の攻略法について、解説していきました。
記事問題がやっぱり難しい理由としては、すごいトピックが難しかったり、固有名詞がたくさんあったり、1文が長かったり、あとは記事問題というだけでちょっと苦手意識が強くなってしまう、アレルギー反応を起こしてしまう、というようなポイントで、「記事問題が苦手だな、難しいな」と感じてしまうという方がいらっしゃると思います。
それで、それぞれを解決するためには、まずはトピックに慣れるためには、記事問題を解いていくしかないんですね。
そうすることで、よくある記事のトピックの展開に慣れていったりとか、よく出てくる単語というのが身について、より読みやすくなります。
さらに、固有名詞を対策するためには、頭文字だけで「M company」とか、「Mr. A」とか、そういうかたちで固有名詞は頭文字で判断をしていくということがすごく大事です。
あとは、複数の人が出てくるとか、複数の会社が出てくるというときには、一瞬時間を使って、「この会社が親会社で、こちらが子会社で」とか、「こっちがクライアントで、こっちから元請けで」みたいなかたちで、関係性を整理しておくというのがすごく大事です。
焦ってどんどん次々読んでいってしまうと、余計混乱してしまうので、一瞬整理する時間を作る。
「急がば回れ」になります。
続いてのポイントの長い文があるというのは、いろいろ装飾とかついてくるんですね。
でも、一番大事なのは、主語と動詞です。
なので、長い主語のなかでも、コアな部分と動詞、「Mr. ○, CEO of ○○ at ○○ company in ○○」みたいなかたちで、どんどん情報がなかで、大事なのはとにかく「Mr. Oさん」というかたちで、ピンポイントでSVを確認していきましょう。
そして、最後にい苦手意識を持ってしまうという方は、「記事問題にどう向かい合うか?」というのを、1回に考えてみてください。
本当に目標点によっては、苦手な問題は飛ばすというふうにしてもいいですし、あとは優先順位的に後回しにするとか、ここの問題は制限時間を区切って、しっかりその制限時間内で取り組んで、ちょっと過ぎてしまうようだったら、ほかの問題に時間を使うというかたちで、「本番でどう向かい合うか?」というのを考えていただいたり、あとは普段のトレーニングで、ずっと記事問題をたくさんにやるというのは結構ハードだと思うで、15分だけ記事問題に取り組む日を毎日作ってみるとか、制限時間を決めてやる時間というのを設けてください。
トレーニングでも、この時間だけは必ずやるというふうになれば、そこで集中してできるので、やってみてください。
あとは、自信回復のために、記事問題、苦手な問題のあとに、得意なパートを練習したりすると、「できなかったけど、できた」と、できたというまま眠れるという感じになります。